Silent Report.

”無”音楽体験”サイレントフェス”プロデューサー”Silent it”のブログメディア。拡張したがってる静かな何かをゆるく解き放つ。

「響く音楽イベントのつくりかた」Vol.2ータイトルとバナー画像ー

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前回はイベント集客という壁に対して

「イベント管理サービス」の有用性を各種紹介してきました。

 

 

silentit.hateblo.jp

 

では早速告知!という前に告知文を書かなくてはいけませんね。

 

ミュージシャンだし

 

Day @@

Venue @@

ADV @@

DOOR @@

 

とかシンプルなほうがかっこいいよ

って方はそのままでいいと思います。

 

ただ今回はイベント告知、ひいては

ライティングについて、少し心理学的なアプローチで紹介していきます。

 

ーー

 

まずイベントページで最初に目にするものはなんでしょうか。

 

そう、タイトルとバナー画像です。

 

 

ここに興味を持ってもらわないと内容も見てくれません。

 

まずはタイトルについて

 

書き出す前に今回のイベントはどういった人にとって

意味があるものなのか明確にしてみましょう。

 

よく言われることではありますが、セグメントを明確にするほど良いです。

 

例えば

2/3 横浜で大学生向け交流会を開くとします。

 

今回呼びたいセグメントは「大学生」ですよね。

 

なのでタイトルに「大学生限定!大交流会!」と書きます。

 

でもそれだとまだまだ範囲が広すぎます。

 

1つ1つの情報が持つ意味を考えていきます。

 

2/3(→就活もだいたい終わっているから4年生が時間ありそうだな)

横浜(→横浜に住んでる人限定にしたらひっかかりそうだな)

交流会(→就活を終えた大学生が交流会に来る理由は「職場のリアルなところを聞きたい」とか「横の広がりを広げたい」というニーズがありそうだな)

 

と、決まっている概要から想像を膨らませ

このイベントは誰にとって価値があり、どういったニーズが想定されるのか

自分自身がまず理解をします。

 

すると

「横浜に住む大学4年生限定!現役社会人から本音を聞ける大交流会!」

 

といったようにターゲットとニーズを明確化することで

ターゲットの目に止まりやすくなるだけではなく

タイトルを見ただけでイベントの内容自体もイメージしやすくなります。

 

もちろんこれは正攻法であり

例えばタイトルに

「空前絶後の試み・・絶対に見ないでください・・!」

なんてあったら絶対に見ちゃいますよね。笑

 

またセグメントが男性か女性かによっても少し書き方が変わってきます。

男性の場合【限定20名】とか

「今見るべき理由」が表面にあるとビュー率が高く

女性の場合【月夜の晩にリラックス】とか

「当日のポジティブなイメージが目に浮かぶ表現」だと

ビュー率が高かったりします。

 

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それとは別にイベント自体のブランドを意識した書き方をすることも重要です。

 

例えば継続的にやるイベントであるなら

イベント名称を固定したほうがよく(例:サイレントフェスetc..)

煽り(例:【あと4名etc..】)は入れないほうがいい場合もあります。

 

では次にバナー画像について

 

バナー画像とはイベントページトップに表示される

アイキャッチとなる画像のことです。

 

基本的にはサムネールでもここの画像が使われます。

 

ここも先ほどのタイトル付けと一緒で

具体的名セグメントをイメージしてつくっていきます。

 

例えば前回例にだしたようなイベントのバナー画像をつくるとすると

人が多くくるイメージを連想させたいから、たくさんの人が交流している

画像がいいかなとか、横浜在住大学4年生をテキストで画像にいれたほうが目に付きやすいかなとか。

 

また今回のイベントで最もターゲットにとってメリットとなることを

キャッチコピーにして画像に挿入することもよくあります。

 

心理学的にはパッケージには人の顔が表示されていると目が惹きつけられやすいです、更にいうとまっすぐ正面を向いている顔を中央にレイアウトするのがインパクトが強いです。

 

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あとは具体的にイベントのイメージを連想させられるかどうかというところです。

昨今ですとインスタグラムユーザーが多いので、画像1枚で収める情報量の密度というのもポイントになってきます。

 

例えば

 

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自分の画像を使うのも僭越ではありますが

この画像には

「キャッチコピー」

「イベント名」

「イベントのイメージカラー」

「来場者をイメージしたイラスト」

「日時」

「主催」

「英語説明」

 が情報として入っています。

 

”無音の音楽祭”というワードにひっかかり

イラストのヘッドホンで「もしや」となって見てもらうような設計です。

 

もちろん、これも方法の1つでしかなく

 

例えば

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たぶんこんなんでも

(むしろこんなののほうが)見ちゃいますね。笑

 

 

今回のポイントをまとめると

 

・具体的なターゲットと、そのニーズを明確にする。

・ターゲットはそれを見て何を思うのかイメージする。

・どういった形で拡散されていくのかイメージして、必要な情報を加える。

・イベントのブランドを意識したデザイン(タイトルも含め)にする。

 

以上の4点がタイトル付けとバナー画像作成において

効果的かと思います。

色々と試して自分のイベントとマッチするやり方を

見つけてみてくださいね:)

 

 

ーー

 

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